KOMEHYO調査で判明 — Z世代の7割が「リセールバリュー」を意識。リユース購入の価値観が多様化

 株式会社コメ兵(KOMEHYO)は、8月8日の「リユースの日」に合わせ、全国の20~60代男女約600名を対象にリユース意識調査を実施。


その結果、Z世代(20代)の約7割が「リセールバリュー(再販価値)」を意識して購入していることがわかりました。



また、年代によってリユースの目的や価値観に違いがあることも明らかになっています。

Z世代は“循環消費”と“個性”を重視

調査では、Z世代の27%が「常にリセールバリューを意識」、さらに高額商品やブランド品、希少品も含めると7割近くが再販価値を考慮していると回答。購入後も品質を保つ保管や手入れを行う割合が9割にのぼり、リユースを前提とした“循環型消費”が定着している様子がうかがえます。
理由としては、「自分らしさの表現」や「サステナブル意識」が上位に。価格よりも価値観やストーリー性を重視する傾向が特徴です。

30代以上は“コスパ”志向

一方、30代以上は「価格の安さ」や「節約」を重視する人が多数。全世代共通では「価格が安いから」(67%)、「掘り出し物が見つかるから」(46%)が上位ですが、Z世代は「他人と被らない」「環境に優しい」などの理由が平均より高く、購入動機に世代差が出ています。

リユースへの心理的ハードルは低下

「5年前よりリユース品に好意的になった」と答えた人は全体の約3割。


市場拡大や商品の多様化が背景にあり、リユースは“安価な代替”から“価値ある選択肢”へと変化しています。
特に「Used in Japan」「Checked in Japan」には6割以上が好印象を持ち、日本の品質管理や丁寧さへの信頼がうかがえます。

KOMEHYOの取り組み

KOMEHYOは“モノを人から人へつなぐ”「リレーユース」を理念に掲げ、価値共創型のリユースを推進。8月を「KOMEHYOリユース月間」とし、東京・愛知・大阪で親子向け体験イベント「KOMEHYOキッズアカデミー」を開催。ジュエリーや着物端切れのアップサイクル体験を通じ、次世代へのリユース文化継承を目指しています。

この調査から、リユースは世代ごとに異なる魅力で受け入れられ、今や“持続可能で自分らしい消費スタイル”として広がっていることがわかります。

参考: KOMEHYO公式note

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